元気になる詩、強くなれる言霊。。
 私からあなたへ
  Pay it forward
THE ANIMALS〜どうぶつたち まどみちお詩 美智子選 訳より
                         

 「いい けしき」 まどみちお
               
水がよこたわっている
水平に

木が立っている
垂直に

山が 坐っている
じつに水平に
じつに垂直に

この平安をふるさとにしているのだ

ぼくたち

ありとあらゆる生き物が・・・
       



「A PLEASANT LANDSCAPE」 美智子

Water  lies
Horizontally

The tree stands
Perpendicularly

The mountain sits up
 Very horizontally
   Very perpendicularly 

This peaceful stability

Is home to us

To us creatures of all sorts


| Private | 20:16 | comments(0) | trackbacks(0) |

なのだソング〜井上ひさし
 雄々しくネコは生きるのだ
尾をふるのはもうやめなのだ
失敗おそれてならぬのだ
尻尾を振ってはならぬのだ
女々しくあってはならぬのだ
お目目を高く上げるのだ
凛とネコは暮らすのだ



リンとなる鈴は外すのだ
獅子を手本に進むのだ
シッシと負われちゃならぬのだ
お恵みなんぞは受けぬのだ
腕組みをしてそっぽ向くのだ
サンマのひらきがなんなのだ
サンマばかりがマンマじゃないのだ
のだのだのだともそうなのだ



それは断然そうなのだ
雄々しくネコは生きるのだ
ひとりでネコはいきるのだ
激しくネコは生きるのだ
堂々ネコは生きるのだ


なんとかかんとか生きるのだ
どうやらこうやら生きるのだ
しょうこりもなく生きるのだ
出たこと勝負で生きるのだ
ちゃっかりぬけぬけ生きるのだ
いけしゃあしゃあと生きるのだ
めったやたらに生きるのだ



決して死んではならぬのだ
のだのだのだともそうなのだ
それは断然そうなのだ。




| Private | 17:33 | comments(0) | trackbacks(0) |

自分の感受性くらい〜茨木のりこ
 ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにするな
みずから水遣りを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

いらだつのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった

だめなことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ



| Private | 08:53 | comments(0) | trackbacks(0) |

すてきなひとりぼっち〜谷川俊太郎より抜粋
 「へえ そうかい」

へえ そうかい そんなもんかい
明かりを消して、背中を向けて
しょっぱいなみだを自分でなめて
そんなもんかい 哀しみなんて


へえ そうかい そんなもんかい
誰でもみんな道化師なのに
自分ひとりがヒロイン気取り
そんなもんかい 哀しみなんて



へえ そうかい そんなもんかい
明日はきっといい天気だよ
髪をほどいて 鏡をごらん
そんなもんかい かなしみなんて





| Private | 06:09 | comments(0) | trackbacks(0) |

夫が妻へ〜谷川俊太郎
 おまえをみつめていると

わたしは男らしさをとりもどす

おまえの手はひびがきれ

おまえのくちびるのわきには

小さなしわがきざまれている

おまえの心は日々の重みに

すこしゆがんでいるかもしれない

けれどおまえをみつめていると

わたしはやさしさをとりもどす

一日の新鮮さをとりもどす



おまえをみつめていると

おまえを守らずにいられない

あらゆる暴力から

あらゆる不幸からおまえを守り

こんなにも女らしいおまえを

こんなにもゆたかなおまえを

わたしは愛さずにいられない


| Private | 19:15 | comments(2) | trackbacks(0) |

あげます〜谷川俊太郎
もぎたてのりんごをかじったこともあるし

海に向って一人で歌ったこともある

スパゲッティ食べておしゃべりもしたし

大きな赤い風船をふくらませたこともある

あなたを好きとささやいて

そして

しょっぱい涙の味ももう知っている

そんなわたしのくちびる・・・・

いまはじめて


あなたにあげます


世界中が声をひそめるこの夜に


| Private | 19:07 | comments(0) | trackbacks(0) |

青春〜サミュエル・ウルマン
 青春とは人生の一時期のことではなく心のあり方のことだ。

若くあるためには、
創造力・強い意志・情熱・勇気が必要であり、
安易(やすき)に就こうとする心を
叱咤する冒険への希求がなければならない。


人間は年齢(とし)を重ねた時老いるのではない。
理想をなくした時老いるのである。

歳月は人間の皮膚に皺を刻むが
情熱の消失は心に皺を作る。

悩みや疑い・不安や恐怖・失望、
これらのものこそ若さを消滅させ、
雲ひとつない空のような心をだいなしにしてしまう元凶である。


六十歳になろうと十六歳であろうと
人間は、驚きへの憧憬・夜空に輝く星座の
煌きにも似た事象や思想に対する敬愛
何かに挑戦する心・子供のような探究心
人生の喜びとそれに対する興味を変わらず胸に抱くことができる。


人間は信念とともに若くあり、疑念とともに老いる。
自信とともに若くあり、恐怖とともに老いる。

希望ある限り人間は若く、失望とともに老いるのである。

自然や神仏や他者から、
美しさや喜び・勇気や力などを感じ取ることができる限り、
その人は若いのだ。

感性を失い、心が皮肉に被われ、嘆きや悲しみに閉ざされる時、
人間は真に老いるのである。
そのような人は神のあわれみを乞うしかない。





| Private | 06:22 | comments(0) | trackbacks(0) |

「だまっているだけ」〜相田みつを
 
だれにだってあるんだよ
  ひとにはいえないくるしみが

だれにだってあるんだよ
  ひとにはいえないかなしみが

ただ、だまっているだけなんだよ
  いえば、ぐちになるから



| Private | 06:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

れんげ畑で〜みつはしちかこ
 れんげ畑に
おもいおもいに
ねころんで

お日様にくるまれて
まぶしくって
目を閉じたら
まぶたのうらも
れんげいろ
白い蝶々が
ヒラヒラ ヒラヒラ

いそがしそうに
とびまわって
だれかさんと
だれかさんの
想いをつなぐ

そんなひととき
地球は やっぱり まあるいとおもう。
人の心は
あったかいと 思う




| Private | 13:40 | comments(0) | trackbacks(0) |

シェークスピア(イギリス)ソネット108より
What's in the brain that ink may character
Which hath not figured to thee my true spirit?

これまでぼくの誠実な気持ちを君にあらわしてきた以上に
インキで文字に出来る思いが僕の頭の中にあるだろうか?

What's new to speak,what now to register,
That may express my love , or the dear merit?

僕の愛や君の立派さを表現するのに、今まで以上に
新しい言葉や初めて記すことなど、あるだろうか?

Nothing,sweet boy; but yet, like prayers divine,
I must each day say o'er the very same,

愛おしい君、そんなものは何もない。だが、お祈りのように
僕は毎日同じ言葉を繰り返すのだ。言い古したことを。

Counting no old thing old, thou mine, I thine,
Even as when first I hallowed thy fair name.

古いとも思わず、君は僕のもの、僕は君のものと、
初めて君の美しい名をあがめたときと同じ文句を

So that eternal love in love's fresh case
Weighs not the dust and injury of age,

だから、生き生きした表現の衣に包まれた永遠の愛は、
老いによる劣化や破壊をものともしないし

Nor gives to necessary wrinkles place,
But makes antiquity for aye his page,

必ず襲ってくる皺にも負けはしない。
古いものをいつまでもそばにはべらせるのだ。

Finding the first conceit  of love there bred,
Where time and outward form would show it dead.

時と外形からは、愛が死んだかに見えるまさにその場所に
愛が始まった時の気持ちが育んでいるのがわかるのだ。


| Private | 14:07 | comments(0) | trackbacks(0) |

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